「すっぴんで暮らせたらどんなに幸せかしら」と常々考えていましたが、そんなのは生まれつき肌のキレイな人の話で、私のように小さい時からソバカスがあり、学生時代も直射日光の下でテニス三昧をしていた人間には無縁の話だと思っていました。
28歳くらいから毛穴の開きも気になり始め、主に毛穴に効果がありそうなものは何でも試してみましたが、特に効果を感じるものには巡り会えませんでした。
おまけに汗っかきで、夏場は一瞬にしてファンデーションが浮いてしまい、お手洗いに行く度に直していました。そしてその都度、毛穴をファンデーションで埋め立てていくような作業に、大きなストレスを感じていました。
そんなある日、薬局で渡された冊子を何気なくめくってみると、そこには驚きの国先生のお写真が!!これが72歳!?シワひとつ、タルミひとつ無いツヤツヤのお肌だけでも驚きなのに、さらに「すっぴん」と書いてあるではないですか。
ファンデーション無しで会社に行くなんて有り得ないと思っていましたが、私はなんとしても70代になった時、この国先生のようなお肌でいたいっ!!と思いました。
すぐにカウンセリングを申込み、商売っ気を全く感じない学校の授業のようなお肌のメカニズムの講義を受け、洗顔やパックを体験したら即、化粧品の全取替えを心に決めていました。
さすがに翌日からすっぴんで出社するのはためらわれて、年末年始の休暇を利用してすっぴん生活を始めてみることにしました。
以来、1度もファンデーションは塗っていません。すっぴん肌の身軽さが気持ち良すぎて、とてもファンデーションを塗る気にならないのです。人の目が気になるのは意外に1週間位のことでした。今では“ファンデーション代”が浮いています。(笑)
ビューティー対談に載っている、64歳の時より若く美しくなっている74歳の国先生のお写真。
私も「今より10歳若く見える10年後」を目指して、お手入れに励みたいと思っています。
2012年秋号掲載 ※個人の感想です。体験には個人差があります。