2014.06.04
曇り 最低気温16℃最高気温23℃
おはようございます。
本日の天気は曇りです。
今週梅雨入りするとあって少しじめじめしています。
昨日も山梨県の気温は、全国で上位に入っていたそうです。
皆さんの地域はいかがでしたか?
温度差が激しい毎日ですが、体調にはお気をつけくださいませ。
「農鳥」
皆さんは「農鳥」って知ってますか?
「のうとり」って読むんですが、この地方に伝わる富士山にまつわるこの時期の風物詩の一つなんですよね。
全国放送のニュースでも取り上げられることもありますし、ご存知の方もいらっしゃると思いますが少しお付き合いくださいね。
この時期、冬が終わり季節も変化し太陽の光も力強くなり、気温も上がり雨などとともに富士山の雪が溶けていきます。
そして富士山8合目付近の残雪の模様が羽ばたく鳥やひよこの形に見えてくる所が出てくるんです。 それを「農鳥(のうとり)」と呼んでいるんですよ。
それが出現した時をこの富士五湖地方では農作業の始まりを告げていると古くから言い伝えられています。
富士吉田市に富士山課というのがあって昨日の3日、鳥の姿を確認して発表しました。
昨年より10日遅い出現になりました。
今年は2月の大雪の影響からか雪解けもなかなか進まず、ようやく現れてきましたが今年の農鳥は少し太り気味でポッチャリしていますね。
工場から見るとちょっとひしゃげて見えて分かりづらいですね。
右へグウィーーーッと移動してみましょう。
富士吉田から見るとこんな感じです。
くちばしがあって羽と尾羽がある感じなんですが、まだあまり鳥っぽく見えないですね。
もう数日するともうちょっと鳥らしく見えてくるかもしれません。
これは2007年の時の姿です。
地元ではこんな富士山の表情の変化を見て「そろそろ田植えの頃だ」とか農作業の目安としてきて時期によってその年の豊作、凶作を占ってきたともいわれています。
時期や大きさ、形によっていろいろ言い伝えられているようです。
早春には鳳凰(ほうおう)の形にもなったりします。
このように山の残雪の形を動物などに見立てる風習「雪形」は雪の多い地方の皆様のところでも古くから沢山あると思います。
もともとその地方地方の季節のいろいろな農事を知らせる目安となっているものですが最近では、形を楽しむ季節の風物詩ともなっているようですね。
自然に対して人の身勝手なこじつけととる向きもあると思われますが、なんか、風情があってよくないですか。
たまたまその形に見えてその時の状況があったかもしれませんがもしかしたら、天候の作用などで科学的根拠もあるかもしれませんよね。
昔の人は今以上により自然が生活に密接していて山や自然に畏敬(いけい)の念を持っていて崇めていたからこその知恵かもしれませんね。
そして富士山や大自然にはまだまだ未知な神秘な力があるんでしょうね。
少しでもそんな力を感じられて恩恵に感謝の気持ちを返せるようになれたらいいなぁって思いますね。
今日も輝く貴女の美肌のために!
紫外線・脱水症・熱中症にご用心!
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