2018.05.08
ルリビオが研究しているエキスの植物紹介 26
カテゴリー: エキスの植物
くもり時々雨 最低気温10℃最高気温11℃
昨日の大雨の峠は過ぎたようですが今日も引続きぐずついた空模様の富士北麓です。
全国的に下り坂のようですね。
気温も低くなっているようですが皆様体調大丈夫でしょうか?
まだまだこの時期は季節の変わり目で天候も気温も変化に富んでいてお体やお肌に多大な影響をあたえますよね。
体へは栄養や睡眠、ストレス発散など留意が必要ですが、お肌もやさしくケアしてあげてくださいね。
今回は『Ex-005-α』に配合されている『チシマザサ水』の『チシマザサ』をご紹介します。
「チシマザサ(千島笹)」
科 名 イネ科
学 名 Sasa kurilensis
和 名 チシマザサ
別 名 ネマガリタケ
生薬名 隈笹・熊笹(クマザサ)
収穫期 5~6月
エキスの原料となる『チシマザサ』は青森県の中央に位置する八甲田山麓で採取されています。
この八甲田山は大自然の宝庫で、ブナの原生林が広がっています。
『チシマザサ』はこのブナ林で育まれているんです。
ブナ林は戦後、建築用材としてスギやヒノキを植えるため「拡大造林」で伐採され面積を減らしてしまいましたが、今も各地に僅かに残る日本の自然が自分の力で作り上げた森といわれます。
自然界のサイクルでのその役割は大きく、洪水を防ぐ緑のダムの役割であったり、土砂崩れを防ぐ緑の堤防の役割であったり、酸素を生産する天然の空気清浄機であったりしました。
そしてブナ林の豊富な栄養で育ったチシマザサ(ネマガリタケ)をはじめ、ドングリやヤマブドウやキノコなどの自生植物がたくさん生えています。
それらの植物は古くは野生動物の食料確保のもととなっていたといいます。
それにより人と野生動物の棲み分け、共生も出来ていたといわれているんです。
日本列島に昔から住んでいる動物や植物にとって一番住みよい森だったことがうかがわれますね。
そこにはクマやカモシカ、オコジョやアナグマなどがいたそうです。
川にはイワナが泳ぎ、沢ではサワガニが住んでいたそうです。
また近年よく言われている森と海の関係性によると、森の腐葉土の養分が雨水や雪解け水に溶け出し川から海へ流れ、海中の植物プランクトンを育み豊かな海を作るといわれています。
またこの海水が水蒸気となり雨水となって山へと降り注ぎ蓄えられ流れていく。
とても豊かな自然が循環し育まれていたんですね。
手つかずの森が残り環境汚染の影響が極めて少ない八甲田山。
その大自然の多大な恩恵を与えてくれるブナ林が作る肥沃な大地の土壌と、冬期に厳寒の環境下に育つことで、『チシマザサ』は笹の中でも特にたくましく生長するんです。
この恵まれた環境で育まれた『チシマザサ』を原料とすることで、高品質の抽出液が得られるのです。
ササは古来から私たちの身近にある植物ですね。
『チシマザサ』は、イネ科の植物で大型の笹の一種で最も北部に分布します。
信越から東北にかけては「根曲がり竹」と呼ばれることが多いそうですね。
信越や東北は雪が多く、チシマザサの若芽が地上に芽を出し始めの頃は雪の重みで根元が曲がっているものが多いことから根曲がり竹(ネマガリタケ)と呼ばれるようになったと言われています。
山陰地方などでは「姫竹(ひめたけ)」などと呼ばれているそうです。
根曲がり竹は竹ではなく笹の若芽なので、孟宗竹の筍と比べるととても細く小さいものになりますが、歯ざわりがよく、優しくとても良い香りがします。
日本のブナ林では大型の笹類が密生することが多く、チシマザサ 、スズタケ 、クマイザサなどを総称してクマ笹と言われることもあります。
クマ(隈)笹という名は葉の縁が晩秋になると白く枯れて隈どるところに由来するそうです。
一方で大型の笹の葉を俗に「熊笹」と呼ぶこともあるそうです。
実際に熊が笹を好んで食べるんだそうですね。
熊は特に約3か月間冬眠する前に生命維持のため高カロリー、高タンパクのものをお腹いっぱいに食べますが、大量にクマ笹も食べるそうで、それによって腸の中が異常発酵し血液がドロドロに汚れ、毒素がカラダ中に回ってしまうのを防いでいるといわれています。
それは笹を食べることで体内の血液が浄化され腸内環境がよくなるからといわれています。
また熊の冬眠の穴は野生動物特有の臭いを感じないそうです。これもクマ笹の消臭作用が働くためと考えられています。
これらのことを熊は本能的に知っているのですね。
笹の葉は笹だんごやちまきなど食べ物を包むのに利用されていますが、これは笹に含まれる安息香酸の殺菌・防腐作用と関係があるといわれています。
生薬として「隈笹」は胃潰瘍や胃炎・歯槽膿漏・口内炎・口臭・体臭などに作用があり、免疫賦活作用もあるといわれています。
また切り傷、湿疹などにも用いられてきました。
「チシマザサ水」は抗菌性、保水性があり、保湿作用、防腐、抗菌作用に優れ、荒れた肌を整え、しっとりとした潤いとハリを与えます。
Ex-005-αにはその他、ヨモギ葉、コンフリー葉、シラン根、ダイズ種子、モモ葉などの10種のエキスが配合されています。
お肌をやさしく包むように乾燥や肌荒れから表皮を守りうるおいのある健やかな美肌へと導きます。
チシマザサの花言葉は「忍耐」です。
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今日も輝く貴女の美肌のために!
2017.11.28
ルリビオが研究しているエキスの植物紹介 25
カテゴリー: エキスの植物
晴れ 最低気温0℃最高気温14℃
今日も一段と寒い朝を迎えた富士北麓でした。
朝霧が立ち込める中、見える富士山は荘厳さを感じさせました。
近頃、めっきり寒くなりましたね。
冬場は寒気による乾燥や毛細血管の収縮によって代謝機能が低下することなどから、肌トラブルが起こりやすい状態になりがちです。
そこで、本日は冬のお肌悩みを事前に対処してくれる「クダモノトケイソウ果実エキス」をご紹介します。
このエキスは、「パッションフルーツ」の果実から抽出された成分で、お花の形が時計に似ていることから「トケイソウ」と云われ、その中でも果実がつくものを「クダモノトケイソウ」と呼ばれています。
さて、このパッションフルーツ、食べたことのある方も多いと思いますが、中身は種を包んだゼリー状の果実と果汁です。
種も、そのまま食べることができ、生食のほか、ジュースやジャムや香料などに多く用いられています。
ビタミンやミネラル、特にβカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変わり、お肌の粘膜を健やかに保つ働きあります。
その他にも、ナイアシン、葉酸、ビタミB6、カリウムなどが含まれており、特にカリウムは高血圧予防や心筋梗塞予防のほか、利尿作用もあり、むくみを防ぐことが期待できます。
このようにパッションフルーツは、女性のエイジングケアにとって欠かせない成分が含まれた果実で、甘い香りにはアロマテラピー効果も期待されています。
また、最近ではリンパ管ケアの成分として注目されていて、リンパ機能を高めて、老廃物の蓄積を防ぎ、むくみやくすみの改善作用があるとされています。
リンパ管とはみなさんご存じだと思うのですが、ヒフの真皮などの体内に張り巡らされており、身体の中の老廃物を体外へ排出する機能を担っています。
このリンパ管内のリンパ液がうまくながれていないと、お肌のむくみなどにつながります。
またこのリンパ管も加齢とともにその機能が低下していきますので、リンパ液がうまくながれていないと、お肌のむくみなどにつながってしまいますから、普段からきちんとケアしていきたいですよね。
実は、この「クダモノトケイソウ果実エキス」をはじめ合計41種類の美容成分を配合した『シンデレラ ルリビオ』が、“おやすみ前に塗るだけの簡単ケア!”として現在発売中の雑誌「日経トレンディ」や「からだにいいこと」にも話題の商品として紹介されていますので、ぜひご覧ください♪
「クダモノトケイソウ(パッションフルーツ)」
科 名 トケイソウ科トケイソウ属
英 名 passion flower Passion fruit
学 名 Passiflora edulis
和 名 クダモノトケイソウ果物時計草
原産地 ブラジル地方
花 期 6~8月
過酷な冬。
日中にいためられた肌をおやすみ中にケアする『シンデレラ ルリビオ』で寒さが厳しくなるこれからの時期を美肌で乗り切りましょう。
クダモノトケイソウ(トケイソウ)の花言葉は「聖なる愛」です。
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今日も輝く貴女の美肌のために!
2017.05.31
ルリビオが研究しているエキスの植物紹介 24
カテゴリー: エキスの植物
晴れ 最低気温12℃最高気温25℃
今日は少し雲が多めの富士北麓ですが富士山は全体が見えていましたよ。
昨日は暑いところが多かったようですが、こちらも一番の暑さとなりムッとするような蒸し暑さを感じました。
今日で5月もおわりもうすぐ梅雨の時期にもなりますね。
暑さやムシッとした毎日がつづいていきますが、そんな時、現在発売中、夏限定の『エステシャンプー【ミント】』で頭皮もスッキリさせて爽やかにお過ごしください。
100%植物性&アミノさん洗浄成分でできたノンシリコンシャンプーです。
7種の植物由来成分と12種類のアミノ酸類などを配合し美しい髪へとみちびきます。
今日はそんな『エステシャンプー【ミント】』に配合している「ビワ葉エキス」の『ビワ』をご紹介します。
「ビワ」
科 名 バラ科
英 名 Loquat
学 名 Eriobotrya japonica
和 名 枇杷
生薬名 枇杷葉(ビワヨウ)
花 期 11~2月
そろそろ初夏になると青果店に並び始めるビワの実。
黄橙色をしたふっくらとした果実はお好きな方も多いことでしょうね。
葉の形が楽器の琵琶(びわ)に似ているところから「ビワ」と名づけられたそうです。
原産国は中国で亜熱帯や温帯地域に生植してきました。
ビワは温暖な気候を好み、日本では生産量の多い長崎県や千葉県などが有名ですね。
以前は千葉県より北ではあまり栽培されていませんでしたが近年の温暖化の影響か栽培可能な地域が北部へ移動しているようです。
花は11月から2月頃につけ、果実は5~6月頃が収穫時期です。
ビワの木は上部で乾燥させると強度が増し長持ちすることから木刀や杖が作られてきました。ビワ製の杖は強く長持ちすることから「長寿杖」と呼ばれ縁起物ともいわれてきました。
ビワ葉は古くから薬草として用いられて日本では江戸時代に葉の毛を除いて乾かしたものを主剤とした煎じ薬を「琵琶葉湯」と称し暑気払いに用いてもきました。
古来よりビワの木は様々な薬効があることで知られていて古い仏教経典では、「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という名で紹介されています。
中国ではビワの葉(琵琶葉)には咳を鎮めたり痰を除いたり胃を丈夫にしたり体の余分な水分を排泄したりする作用があるとされ重用されてきました。
ビワ葉エキスは現在では、皮膚の修復能力を高める効果やヘアサイクル遺伝子の調整作用があるとされ、毛乳頭細胞増殖促進作用、血流促進作用により、毛髪の成長を促進し、抜け毛を防ぐアプローチをしてくれると話題の成分です。
そんなビワ葉エキスを特別配合したルリビオの夏の限定品『エステシャンプー【ミント】』。
毛髪ケアしながらミントの爽やかな香りと清涼感でスッキリとリフレッシュ!これから迎えるジメジメした時期の汗ばんだ髪や頭皮ケアに最適です♪
男性にもご愛用いただいてますよ。
「父の日」のプレゼントにいかがでしょうか♫
ビワの花言葉は「温和」「治癒」「静かな思い」だそうです。
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今日も輝く貴女の美肌のために!
2017.04.25
ルリビオが研究しているエキスの植物紹介 23
カテゴリー: エキスの植物
晴れ 最低気温3℃最高気温15℃
今日は晴れて富士山も綺麗に見えた富士北麓です。
少し肌寒さがあります。
全国的にお天気下り坂のようですね。
この時期は季節の変わり目でお肌にも影響が出やすくなっています。
お肌をやさしくケアしてあげてくださいね。
今回はヒオウギエキスの『ヒオウギ』をご紹介します。
「ヒオウギ」
科 名 アヤメ科
英 名 Leopard flower、Blackberry lily
学 名 Iris domestica
和 名 ヒオウギ (檜扇・桧扇・日扇)
生薬名
花 期 7~8月
ヒオウギはアヤメ科アヤメ属の多年草です。
国内では本州から九州まで広く分布して生息しています。
もともとは東アジア原産の植物ですが、北アメリカでは帰化植物として野生化していて「ブラックベリー・リリー」と呼ばれているそうです。
画像のように剣状の葉が何枚も重なりあい、宮廷人が持っていた『檜扇』を広げたように見えることから『ヒオウギ』と呼ばれるようになったそうです。
秋に花後についた果実が熟してはじけ、中から艶やかな黒い種が現れます。
この種を射干玉(ぬばたま)と呼びます。
皆様もご存知のように和歌で「黒」や「夜」にかかる枕詞としてつかわれるのはこの種から来ているともいわれています。
万葉集では山部赤人が、
「ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木(ひさぎ)生(お)ふる 清き川原に
千鳥しば鳴く」 と詠んでいますね。
花も葉も種も雅な雰囲気を醸し出す素敵な植物ですね。
生薬としては根茎を乾燥したものを射干(ヤカン)といい消炎、鎮痛、去痰薬として、咽喉痛、扁桃腺炎に用いられてきました。
ヒオウギエキスはヒオウギの根茎から抽出したエキスです。
抗炎症、コラーゲン保護、細胞賦活(代謝活性促進)、女性ホルモン様メラニン生成抑制などの作用があります。
中でも女性ホルモンに似た働きをすることで注目されている成分「イソフラボン」を高含有しています。
ルリビオの『ヒオウギの美容液』には、さらに種類の異なるイソフラボンを含有するダイズのエキスやカッコンのエキスなどを配合していますのでより透明感のある艶やかなお肌を手に入れたい方へ特にオススメしたい1本です。
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今日も輝く貴女の美肌のために!
2017.03.01
ルリビオが研究しているエキスの植物紹介 22
カテゴリー: エキスの植物
晴れのち雪 最低気温-4℃最高気温8℃
青空に薄い雲、富士山の白さが一段と輝いてみえる富士北麓の朝でした。
今日から3月ですね。
季節の変わり目、新しい生活への切り替わり時期という方もいらっしゃるでしょうね。
季節は日一日着々と変化していきます。
心も体も変わってゆく準備をしたいですね。
お肌のケアも変ってゆきます。
陽射しも少しずつ強くなっていきます。まだまだ寒い日は続きますが、油断は禁物、今から紫外線対策もしっかりとお願いします。
グレードアップした「サンジェル」はグリシルヒザインフラタ根エキス(甘草)の増量とともにキハダ樹皮エキス、コプチスチネンシス根茎エキス、ルイボスエキス、ワレモコウエキスの4種の植物エキスによる紫外線防御力を新たに強化しました。
そんな中から今日はキハダ樹皮エキスの『キハダ』をご紹介します。
キハダ
科 名 ミカン科
英 名 Amur Cork-Tree
学 名 Phellodendron amurense
和 名 キハダ
生薬名 黄柏(オウバク)
花 期 5月末~7月初旬
キハダ(黄檗)はアジア東北部の山地に自生する落葉高木で日本全土でも見られます。
皮部が黄色いことから「キハダ」という和名になったといわれています。
樹高は10m~15m程で5月末~7月初旬にかけて小さい黄色い花を咲かせます。
樹皮はコルク質で外樹皮は灰色をしていて内樹皮は鮮黄色です。
この樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたものを生薬で黄柏(オウバク)として古くから中国や日本で薬用されてきました。
生薬としては苦味健胃、整腸、消炎、収斂薬として重宝されてきました。
「陀羅尼助(だらにすけ)」、「お百草(オヒャクソウ)」は有名ですよね。
草木染の材料として使われる黄檗はとても綺麗な黄色に染まります。
キハダは最も古い黄色の染料の一つで古代中国から伝わり日本でも「紫」と同じように高貴な色として「黄色」は黄檗の黄色を使われていました。
またその高い防虫効果により経文や「正倉院紙」の黄紙や黄染紙はすべて黄檗で染められていたそうです。
キハダ樹皮エキス(オウバクエキス)は紫外線防御の他、 抗菌(アクネ菌)、抗菌(黄色ブドウ球菌)、抗菌(フケ菌)、抗酸化(過酸化脂質生成抑制)、消炎、収れんの作用も期待されている成分です。
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